【CPA改善】1時間のコンサルでリスティング広告の成果が1.8倍にアップした事例
今回は、先日私がお客さまとZoomでPPCの有料コンサルティング(広告運用の相談)を行ったときの実話をお話しします。
結論からお伝えすると、「下手な運用者に手数料を払って依頼するより、Google広告の機械学習(スマートキャンペーン)を味方につけて自分でやった方がマシだった」という、ちょっと生々しい事例です。
もし今、「代理店に頼んでいるのに成果が出ない」「費用対効果が悪い気がする」と悩んでいる経営者の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
プロのCPAが「素人の6倍」悪かった
そのお客さまのアカウントを見せていただくと、3つのキャンペーンが稼働していました。
- 2つのキャンペーン: お客さま(経営者)自身が、Googleの案内に従って作ったもの
- 1つのキャンペーン: 以前契約していた代理店が作ったもの
お客さま自身は「コンバージョン(CV)の設定もよく分かっていない」という状態でしたので、まずは基本的な設定やCPA(顧客獲得単価)の概念からお伝えしていきました。
そして、それぞれの数値を算出してびっくり。 なんと、前の代理店が作ったキャンペーンのCPAは、お客さまが自分で作ったキャンペーンの「6倍」も悪かったのです。ダントツの最下位でした。
プロを名乗る代理店が、なぜ未経験の素人が作った設定にボロ負けしてしまったのでしょうか?
なぜプロ(代理店)が機械学習にボロ負けしたのか?
原因は、その代理店の「手抜き」と「他人事の運用」にありました。画面を一発見ただけで、穴だらけなのが丸わかりだったのです。
大罪1:検索とディスプレイを1つに混ぜて放置
本来、検索広告とディスプレイ広告はキャンペーンを分けるのが鉄則です。
なぜなら、一緒くたに混ぜてしまうと、何が成果の足を引っ張っているのか(ボトルネック)を特定する作業に時間がかかるためです。
案の定、この代理店のキャンペーンはディスプレイ広告がダントツで予算を食い潰していました。
大罪2:部分一致で丸投げ&除外キーワード設定なし
キーワードがすべて「部分一致」で登録されており、除外設定もほとんどされていませんでした。
これでは、ビジネスに全く関係のないキーワードで検索した人にまで広告が表示され、無駄なクリック課金が発生してしまいます。
大罪3:テキストバナーでアプリ面に大量配信
ディスプレイ枠に広告を出すのに、画像(バナー)ではなく「テキスト」しか入稿していませんでした。
これだけでも大いなる機会損失ですが、さらに「スマホアプリ内」の枠にガッツリ配信されていたのです。
アプリ内の広告は、ユーザーの「誤クリック」が非常に多く、無駄なコストの温床になります。
そもそも、能動的に検索している「今すぐ客」を捕まえる検索広告で成果が上がっていないのに、配信面をディスプレイに拡大して上手くいくわけがありません。
素人がなぜ大勝できたのか?
一方でお客さまが作ったキャンペーンは、なぜ優秀だったのでしょうか? 理由はシンプル。「自分のお金だから、とにかくシビアに、慎重に運用したから」です。
- よく分からない配信面には出さず、最初から「検索画面のみ」に絞る設定にしていた
- 大事故を起こさないよう、最初は「日予算100円」という超少額からスタートした
今のGoogle広告は、最初の簡単な設定をするだけで、素人の方でも簡単に出稿できるようになっています。そして、成果を出すために最も重要なのは「システムに正しいデータを学習させること」です。
この経営者の方は、少額でシビアに運用していたからこそ、無駄なキーワードで大事故を起こすことなく、ちょこちょこと質の良いCVを積み上げることができました。
その結果、Googleの機械学習(スマートキャンペーン)に綺麗な学習データが蓄積され、システムが「自動で効率よくCVを獲得できる状態」を賢く作り上げていたのです。最近の機械学習は、本当に侮れません。
1時間のコンサルでCV数1.8倍にアップ
私は画面を見てすぐにアドバイスをしました。 「この代理店が作ったキャンペーンは完全に足を引っ張っているので、今すぐ停止してください。そして、浮いた予算を自分が作ったキャンペーンに回して、日予算を200円に上げましょう」
やったことは、たったこれだけです。時間がかかり面倒なボトルネック探しの手間を省き、一番太い勝ち筋に資金を集中させました。
アドバイスに従って変更してもらった結果、以下のような結果になりました。
- 変更前の週: コンバージョン数 30件
- 変更後の週: コンバージョン数 54件(1.8倍に)
たった1時間のコンサルティングでしたが、無駄な広告費と代理店への手数料をカットし、さらに成約数を1.8倍に引き上げることに成功しました。
まとめ:綺麗なホームページや「実績」に騙されないで
世の中には、ホームページ(LP)が綺麗で、凄そうに見える代理店がたくさんあります。
しかし、蓋を開けてみると、今回のような「他人のお金だから痛まない」とばかりに放置された、穴だらけのアカウントを私はこの12年間で本当にたくさん見てきました。
なので、リスティング広告の運用代行を依頼する際は、「クライアントのお金は、自分のお金だ」と思える人間じゃないと、100%の成果を出すのは難しいのではないかと、私は思います。
もし、今の代理店に「安かろう悪かろう」な不信感があるなら、いったん契約をやめてみて、自分で運用してみるのも1つの手です。スマートキャンペーンを使って、まずは「日予算100円」のように少額からスタートすれば大きな事故を起こさずに済みます。
スマートキャンペーンの作成方法が分からない方や、コンバージョンの設定、なにを成果としてカウントするか分からない方は、お気軽にご相談ください。アド職は初回1時間まで相談無料です。


